《NLPレポート》表象システム
表象システムとは?
私たちは五感を用いて体験したり、考えたり、伝えたりしています。
五感には視覚・聴覚・身体感覚・味覚・嗅覚などがあります。
人はそれぞれ得意な感覚を持っています。
これをNLPでは「優位表象システム」と呼んでいます。
優位表象システムでは、五感のうち嗅覚と味覚を身体感覚に含め
V(視覚)、A(聴覚)、K(体感覚)で表すことが一般的です。
◆Vタイプ
「見えるもの」「色」「形」について話す
想像をするときに「映像」や「画像」が見え、それを説明するかのように話す
人と話すときは「相手の全身が見える距離」が落ち着く
比較的早口で、話が飛ぶ人が多い
◆Aタイプ
「聞こえたもの」「音」について話す
音や言葉の響き、正確さに敏感
物事を手順にそって理解し、論理的に語る傾向がある
◆Kタイプ
「感じたもの」「気持ち」について話す
経験による感覚を重要視する
体に触れるもの、味わい、香りに敏感
比較的ゆっくり話す人が多い。
人は、同じタイプの人に共感しやすく、違うタイプの人には距離を感じます。
無意識に行うコミュニケーションの取り方が、相手との距離を作ってしまうなんてもったいないですよね?
相手と距離を縮めたいときは、意識して相手のタイプに合わせましょう。
そうすることで、すばやく信頼関係を築き、円滑なコミュニケーションをとることが可能になります。
それではVAKによる違いが簡単にわかる例をひとつ。
あなたは友人と買い物中です。
友人に「クッションが欲しくて。あなたのセンスで選んでくれない?」と言われました。あなたは「これが良さそうだ」というものを、何と言って勧めますか?
(1)色があなたの家のソファーと合いそう。形もちょうどいいよ。
(2)このクッションにはダウンが使われてるね。空気を含んで保温力が高いよ。ただ100%ダウンだとへたりやすいかもね。
(3)カバーがふわふわして触りごこちがいいよ。抱きごこちも良さそう。
今の質問では
(1)を選んだ方は「Vタイプ」
(2)を選んだ方は「Aタイプ」
(3)を選んだ方は「Kタイプ」
と判断されます。
(実際には色々な要素が絡み合って判断されます。こちらは簡単な例としてご紹介しています。)
たとえばクッションを探している友人が「Kタイプ」の場合、
(1)の勧め方には「私はインテリアの調和を求めてないのに」と思ったり
(2)の勧め方には「素材の情報なんてそんなに必要ないから」と思うかもしれません。
(3)の勧め方だと「ほんとう!触りごこちがいいね!使ってみようかな」となる可能性が高いと言えます。
今の例は友人関係でしたが、表象システムはビジネスシーンで”とても”役にたちます。
相手のVAKに合った言葉がけをすることで、取引先からの共感を得やすくなるからです。このスキルは、もちろん商品を勧める時にも使えます。
Vタイプの方へは「まずはこちらを”ご覧”ください」
Aタイプの方へは「まずは”ご説明”いたします」
Kタイプの方へは「まずは”体感”してみましょう」
と言葉がけをすると効果的です。
では、自分や相手のVAKはどうやったらわかるのでしょうか?
色々な方法があるのですが、始めに挙げたように
「相手の使う言葉」「話すときの距離」「話すときのスピード」を観察することで判断できます。
とは言っても、NLPは独学ではなかなか実践するのは難しいです。
VAKテストは体験クラスでも行っていますので、気になる方はご来場ください^^
次回の体験クラスは3月8日。
詳細は数日中にアップします!
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2015年2月13日 4:19 PM カテゴリー: blog
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